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シンゴジラの早口セリフについて

庵野監督のシンゴジラで俳優が見せた早口セリフ読みが話題となりました。

 

特に前半ですね、物語の前半。

 

東京に上陸した巨大生物(ゴジラ)を巡って、閣僚や科学者、関係者がいろいろな意見を出したり、話をする際のスピードがハンパないんですよ。
丁々発止とはまさにこのこと、というぐらい早い!早くて聞き取りづらい。

 

そして早いのはセリフ回しだけでなく、テロップ(登場人物の肩書き)の表示タイミングがまあ短いこと!

 

しかもあえた肩書きをフルで表示しているので読めない、読めない。

 

一生懸命読もうとすると、今度は早セリフが頭に入ってこない。

 

なんで、そんなことするの?

 

早セリフにしろ、超高速テロップにしろ、現場の緊張感を伝えるための表現手段と解釈して、完全に聞き取れない、読み取れなくてもストーリーを追いかける上で特に問題は無いということだと解釈していました。

 

確かにその通りなんですが、かの岡田利夫氏によれば、それだけでなく、俳優による演技臭さを極力排する為に早台詞にしたそうです。

 

アニメーションであれば、格好良くバシッと決まるセリフでも生身の人間に同じように演じさせると、思わずプッと吹き出してしまうことはままあります。

 

特に俳優それぞれの個性が出てしまったらおしまいなんですね、もうクサくて見てられなくなっちゃう。

 

ところがセリフを早く言わせれば、個性の出る隙間が無くなるのでクサくなく緊張感を持ってストーリーを進められる。

 

シンゴジラの場合、題材が荒唐無稽な怪獣ですから、普通に演じていたら誰がどうやってもクサくなってしまうのを庵野監督は分かっていてそうなら
ないための予防線だったんですね。

 

そう考えると、あの理不尽な高速テロップも納得できます。

 

庵野監督はアニメ出身者だからこそ実写の弱点を知っていたのかもしれませんね。

 

ちなみに比較として出すのは忍びないのですが、押井守監督は機動警察パトレイバーをアニメと実写両方を手がけました。

 

アニメでは初期OVAと映画版の監督を務めており、どれもいい仕上がりで、特に劇場版のパトレイバー2は多くのクリエイターに多大な影響を与
えたと言われるほどの出来栄えで

 

お笑い路線は一切なし、ハードボイルド作品に仕上がっています。

 

2014年に作られた実写版「首都決戦」は明らかにパトレイバー2をそのまま実写化されたものがありました。

 

あの傑作パトレイバー2を実写化したらどうなるのか、ということなんですが、ものの見事にこけてましたね。

 

ほとんど同じセリフ回しのシーンが何か所かあったのですが、正直見ていてつらかった。

 

アニメ版ではググッと引き込まれたのに、実写になるとクサくなる・・・。

 

その結果、作品全体までチープな雰囲気を漂わせる残念な作品となってしまいました。

 

もしかしたら、庵野監督は押井監督の実写版パトレイバーを見ていて、同じ轍は踏むまいと心に決め、あの高速台詞回し演出を思いついたのかもしれませんね。