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初代ゴジラとシンゴジラの類似性と相違点

シンゴジラは数多あるゴジラシリーズの中でももっとも初代ゴジラに近い作品と評している方がいらっしゃいます。

 

初代ゴジラが上映されたのはまだ戦争の痛手から立ち直りきれていない昭和29年でした。昭和29年というと1954年ですから、まだサンフランシスコ講和条約が発効される以前ですね。今から実に63年前の作品と言うことになります。

 

その出来栄えは今見ても特筆すべきものがあるとの話を聞いていたので、シンゴジラに魂をたたき起こされた私はビデオオンデマンドで初代ゴジラを鑑賞しました。

 

いやあーすごい作品ですね

 

見ていない人は絶対に見た方が良いですよ!

 

このような和製パニック系作品においては、昔のものと最近のものとで明確な違いがあるように常々感じていたのですが、今回、シンゴジラと初代ゴジラとを見比べてはっきりしました。

 

それは「民衆」の描き方です。

 

シンゴジラを批判する向きにはシンゴジラ対策本部が会議室という密室空間で行われていて、実際にゴジラにおののく人々の姿がほとんど書かれておらず、どこか現実感に欠けていると指摘する人もいます。

 

これは確かに自分もシンゴジラを見た時に感じました。

 

それと比較して、初代ゴジラは、もう民衆が逃げる逃げる。

 

むしろ、なんでそんなにひきつけているんだよっていうぐらい、近くまできている。

 

もちろんゴジラに明確に踏まれるシーンとかそういう残酷描写は無いんですが、大勢の人が亡くなっているであろうことは想像できます。

 

いちばん強烈だったのは、ゴジラが迫る中、もはや逃げ切れんとあきらめたのか、子供2人を抱えた若いお母さんが、「おとうちゃんのところに行くの、お父ちゃんのところに行くの」とブルブル震えながらゴジラを見つめるシーン。

 

昭和29年という時代背景を考えると、お父ちゃんは戦争で亡くなり、そしてこの母子も今やゴジラに踏みつぶされそうになっている。

 

間違いなく初代ゴジラはアメリカの象徴といっていいでしょう。

 

劇中にはそんなセリフ出てきませんけどね。

 

一方のシンゴジラには民衆がゴジラから逃げ惑うシーンはエンタメレベルまで絞っています。

 

これが賛否両論あるのですが、シンゴジラはドキュメンタリー映画では無く、あくまでもエンターテイメント作品であることを考えれば苦悩する民衆を描きすぎないのは正解だったんじゃないかと思います。

 

初代ゴジラが大東亜戦争でのアメリカ、原爆の化身であるならば、シンゴジラは東日本大震災であり福島原発の化身でしょう。

 

それはゴジラを倒す手段として冷却云々という話からも間違いありません。

 

公開時には東日本大震災からまだ5年ほどしか経っておらず、多くの人にとっては生々しい記憶として残っています。

 

例え映画の中であっても、ゴジラから逃げ惑うシーンを過剰に入れたとしたら、それはたちまち観客の恐怖心を呼び起こさせ、エンタメ作品として素直に楽しむことが出来なくなっていたかもしれません。

 

いろいろな意見はあると思いますが、私はシンゴジラはあれで良かったと思います。